こんにちは。カズパパ@下町(@GuyTangerine)です。
あなたは会社や組織で「出世したい」ですか?!「成功したい」や「幸せになりたい」では無いところがポイントです。「出世」です。
今のワタシは出世したくないです(笑)出世した人間の大半はロクな人間じゃなかったので、そうはなりたくありません。ちなみに、あくまでワタシが見てきた人、ですが。
お給料を上げたいか?って言われたら上げたい!ですし、やりたい仕事をやりたいか?って言われたらやりたい!ですけど、出世はちょっと…。
メンドクサイしみっともないですよー、人間の嫉妬や派閥争いやヒラメ社員。
会社や組織で「出世」する人ってすでに「こんな人間」ってある程度決まっているようです。いろんな人をいっぱい診てきた精神科や臨床心理士が断言しています。
精神科医が断言する出世するタイプとは
前職の産業医さんが旧帝大学医学部卒の精神科医でして、もともと民間企業に勤めていて、医師に転身した精神科医だったので会社組織に理解がある産業医でした。クリニックでもたくさんの患者さんを診ていると話してくれましたなぇ。
そんな産業医さんが断言していた「出世するタイプ」を聞いたときに「あぁ、なるほどね」と思いましたね。
1.数量的な結果を出すタイプ
売上ノルマを達成したり、期限や納期を必ず守ったり、
・数値化できる結果をしっかり出すタイプ
の人は出世するようです。
うん、あたり前な感じがしますね(笑)
かつては年功序列で部長クラスまでは出世できた日本ですが、成果主義が良くも悪くも普及した結果、このようなタイプは確実に出世するようになったのです。
プロセスや意欲、頑張りだけでは評価されない時代ですからねぇ。利益追求が目的の会社組織において、結果を出し続けることは容易ではありません。出世するタイプはすごいですねぇ、やっぱり。
2.他人に厳しく攻撃的なタイプ
はい、嫌な予感的中(笑)まったく残念ですが、他人に厳しく攻撃的なタイプは出世するようです。
・声が大きい、威圧的、高圧的、自分本位
部下をコントロールしたり他部署との交渉を有利にすすめたりできるからです。
ただ、自分にも厳しく(この厳しさはあくまで会社組織でしか通用しない厳しさ)結果を出すタイプなので会社組織内で評価を上げていくのです。
そういえば、今までの組織で社長や出世の早い管理職クラスはアグレッシブで他人にも厳しい人が多かったです。よくもこんな人望の無い人を管理職にするなぁって思うのはあながち間違いではありません。ハラスメント天国になっちゃうのも頷けます。
前職時代、取引先への仕事の依頼で「時間がありません」と社長に相談した時、
「今は金曜だろ?月曜まで少なくてもあと48時間はあるだろ!やらせろ!」
と言い切った社長を目の前にして、この人とは人種が違うなって思いました(笑)
また、前々職時代、上司への電話対応でワタシが非礼な態度をしたようで(ワタシはまったくその認識がなかった…)、この上司からは1週間無視をされ、その後、密室でこんこんと怒声を浴びました。人生で初めて会社で泣きました(笑)
この上司はシステム納期が遅れそうなことを相談した時にベンダーを呼びつけて怒声を浴びせていました。結果的に私を守ってくれたので感謝の気持ちもあります。もちろん若くして役員にまで上っています。
このように他人に厳しく攻撃的なタイプは出世するんですね…。真似できない…。
3.優しくないタイプ(優しさは弱さ)
一番ショックだったのは、
「優しさは弱さだ」
って前述の産業医さんにバッサリ言われた時です。
いろいろな患者さんを診てきた精神科医に言われるとさすがにダメージが大きいですね。優しいタイプは出世できないのです。
優しさなんかで他人をかまっているリソースなんてもったいない。そんなリソースがあるならすべて自分のために費やして仕事をこなしていく。その結果、他人より出世が出来るんですね。
優しいタイプでも役員クラスがいますが、それは、運が良くルートから外れずに、ちょうど空いていたポジションにハマった、というケースが多いとのことでした。もう、こうなったら運ですね。
前途洋々たる若い皆さん、あんまり無理しないように。出世が幸せに繋がるとは限りませんし。出世や保身に汲々とする人、哀れなもんです。
臨床心理士が断言する出世するタイプとは
1.アグレッシブで厳しいタイプ
統計的にアグレッシブで攻撃的なタイプが経営陣に多いそうです。
精神科医の見解と一致しますね…。ホモサピエンスは狩猟の時代から変わっていないのです、残念ながら。ただ、私が敬愛する脳科学者である池谷裕二教授が、
「臆病な性格も種の生き残りには必要」
と本に書いていたので、出世しなくても臆病者のワタシは生きていけるのかもしれません。多様性が生き残りに大切だから。
ふと、昨今の情勢で思いました。人類は幾度となく他民族や他宗教の人たちをジェノサイド(虐殺)してきました。今も、です。多様性を否定するジェノサイドのような蛮行は種の保存からすると自殺的な行為で愚かだなと強く思います。
2.自由奔放で子ども心があるタイプ
心理学では性格特性を検査するのにエゴグラムというものを使用するときがあります。このエゴグラムでは5つの特性でその人の個性を分析するもので、その中で、FC(フリーチャイルド)という特性があるのです。
この特性が高い人が経営陣に多いのです。これは感情を発露したり、好奇心が旺盛だったり、直感で行動したりするタイプです。「自由な子ども」そのものですね!このタイプはストレス耐性にも強く、組織で生き残って出世するのです。あんまりフリー度合いがヒドいと、周りの人はたまったものではりませんが(笑)
カヅパパ@下町のまとめ(優しいあなたへ)
こう言われてみると、精神科医や臨床心理士が断言する出世するタイプは、素人目にも、確かに生き残って出世しそうだよなぁって納得しますね。
やっぱり強い人が生き残るのが会社組織のようです。人の特性には良い側面と悪い側面があるので、出世するタイプは、その特性が会社組織にマッチしているのでしょう。
でも、出世が幸福度と比例しているかは別問題です。出世すると責任が重くなるし環境も変わるでしょう。戦いも増えます。これは結構なストレスにもなります。
年収が700万円までは幸福度が比例して上がるが、それ以上年収が増えても幸福度は上がらないという統計データもあるので一概に出世(=昇給)が幸せとも言えません。
私は精神疾患持ちであり、今でも通院と服薬を続けています。再発防止(休職しない)して、社会参加していくことが最大の目標です。
お給料は増えないけど、恐竜が全盛期の時代を生き残った哺乳類の祖先のように細く長く働き、ほどほどの収入で生きていくことが重要かな、と今では思っています。若いときは、そんなこと思っていませんでしだが(笑)
敬愛する脳科学者である池谷裕二教授の言葉を再度引用しますね。
「共感をして、同情で利他的行動するのは人間特有である。脳には、他者の困難を克服しようとする回路が備わっている」(要約)
出世しなくても、弱くても、人間として適度な優しさは大切にして生きていきたいと思います。人間特有の利他行動、他者の困難の克服しようとするチカラ、これを失った人が出世しても惨めなものですからね。
これからは、今までの出世するようなタイプの人間は廃れていくと思います。個人的には。時代は変わりつつあります。
それでは、また。
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