「アサーション」と「アサーティブな表現」で我慢しない自分になろう!ビジネスシーンやうつ病対処に効果あり【メンタル】

2022/04/26

就労支援 精神疾患 定着支援

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アサーション

こんにちは。カズパパ@下町(@GuyTangerine)です。

最近、ビジネスシーンでも聞くようになった「アサーティブ」というコトバ。旧来のコミュニケーションとは、ちょっと違った、「本来のコミュニケーション」の姿がアサーティブな表現です。

アサーションとは?

一言でいうと「自分も相手も大切にして表現(主張)すること」です。

会社などの組織では上意下達の意思伝達や報連相と呼ばれるコミュニケーションが多いものですが、それって自分を大切にしているのでしょうか?!

相手を大切にしているのでしょうか?!

自分や相手を蔑ろにしていませんか?!

対人関係での3つの行動パターン

アサーションの考え方では、対人関係での行動パターンを3つに区分しています。それぞれ、コミュニケーション上でストレスが発生するのですが、どのようなストレスが発生するでしょうか。違いを見ていきましょう。

1.非主張的(ノン・アグレッシブ)

相手を優先して、自分を二の次にする行動です。そして、自分のことを表現しません。しようとしても、しそこなったり、なかなか伝わらない表現(表現が苦手)だったりします。

これでは自分を殺してしまうので、我慢や抑圧によるストレスが大きいと容易に想像できますね…。自分へのストレスが大きくなってしまいます。

2.攻撃的(アグレッシブ)

相手のことを考慮せずに自分のことを優先する行動です。自分を率直に、正直に表現します。しかし、相手のことは考えません。相手を制したり、無視したり、皮肉を言うのもこのパターンです。

これでは相手にはストレスになってしまいます。そして、ここからがポイントなのですが、相手が期待通りに動かないと自分にもストレスがかかってしまいます。

相手にも自分にもストレスが…。良くないですねぇ。

3.アサーティブ

自分を大切にして、相手も大切にする行動です。相手のことを考慮しながら自分を率直に表現します。相手との違いを知って、お互い歩み寄ることを模索します。これは、良い結果に導くためのコミュニケーション手段といえますね。

この場合、自分と相手、双方のストレスは比較的少ないです。


日本人は、一般的には、ノン・アグレッシブな人が多く、ストレスを抱えてうつ病などに繋がってしまうことが多いと言われています。そして、そのような中で、アグレッシブなタイプも周りが思い通りにいかないとストレスを溜めて疲弊していくことが多いと言われています。

なんというアンハッピーなことでしょう…。

もちろん、相手によって、この3つのパターンを無意識に使い分けている人もいるかと思いますので、自分はどのようなときに、どのようなコミュニケーションを取っているか振り返ってみましょう。

どうですか?

特定の相手にはアグレッシブ、家(もしくは会社)ではアグレッシブなど偏っている場合は健全なコミュニケーションをしているとは言えません。

アサーティブな表現とは?

アサーティブとは人間関係を円滑に形成し、関係を良好に維持する表現です。最近、ビジネスシーンでも使われるようになってきました。

もちろん、これは仕事のみならず家族や友人関係などでも有用な表現方法です。極端なことを言うと、自分の気持ちなんて他者は慮ってくれません。そもそも、他者の気持ちや思考などは想像は出来ても実際のところは分からないというのが実態でしょう。

なので、自分の気持ちは積極的に丁寧に伝えましょう。

ポイントを4つ紹介します。

1.自己開示を心がける

まずは自分の気持ちや持っている情報などを相手に伝えましょう。心の窓を少し開けてみるのです。相手に期待してはいけません。

まずは自分からアクションですね。結構、苦手な人が多いのではないでしょうか?嬉しい、楽しい、頑張りたい、辛い、怖い、緊張するなど、自分の感情を丁寧に表現するのです。そして、自分の情報を伝えます。

いきなり相手に質問するとビックリしてしまうので「私は○○なんだ~。あなたは?」というイメージです。

2.おまけ情報を伝える

これは少し難しいですが、必要十分な端的な情報に加えておまけ情報も相手に教えちゃいましょう。こんなことあったよ、とか、こんなんですよ、みたいな付加価値を意識してみるのです。

コミュニケーションのボリュームが増えるので、自然と人間関係が形成されていきます。注意点は自己開示にも当てはまるのですがセンシティブな情報(機微情報)はなるべく避けた方がよいでしょう。

出生地や家族構成、宗教、政治など。このような話の必要があれば、人間関係が形成されてから徐々に、です。

3.「YES」or「NO」で回答できる質問を少なく

相手とコミュニケーションを行う場合は、「YES」か「NO」で答えられる質問の仕方より「どう思う?」「なぜそうなのかな?」などですね。

高圧的になると相手は避けてしまうので、丁寧さが大切です。これもコミュニケーションのボリュームが増えて人間関係が形成されていきます。ただ、ビジネスの場(特に、年長者)ではあまり受け入れられないかもしれませんのでご注意を。

4.傾聴する

相手の話は積極的に聴きましょう。途中で遮らずに、結論を急がせずに、しっかりと聴きましょう。頷きましょう。メモしましょう。しっかり聞いてくれる人には心を開いてくれることが多いのです。

「結論から先に!」と指導されているビジネスパーソンは多いと思いますが、相手にそれを強要するのは避けましょう。それは自分の時だけすればいいのです。


アサーティブな表現や行動のために必要なもの

まずは、自分に自信を持つことです。これって案外難しい。過度な自信は自尊心過剰になりますし、自信が極度に無いと相手は「大丈夫かな?」と、不信に思ってしまうでしょう。

適度な自信を持つために、具体的には3つのポイントがあります。

・自己理解:自分の傾向や特性、パターンを知る

・自己受容:そのような自分を良い悪いで判断せず受け入れる

・自尊心を持つ:自分で自分を大切にする。自分を粗末にしない

自分の言動を振り返ってみて良い悪いでなく、そーゆーもんなんだなーって受け入れます。言動を書き出してみると理解が深まります。

あとは、自分の良いところや良い行い、頑張ったこと(自分が良いと思ったことでOK!)ことを1日3つ挙げましょう。意外と効果あります。

「電車で席を譲った!」

「体調悪い人を敢えてそっとしておいた」

「疲れたので1人で休憩をとれた」

「相談を受け、傾聴した」

「子どもとお風呂に入った」

などなど。当たり前のことを当たり前だとスルーせずに、意識的に自分で自分をホメまくりましょう。(「うつヌケ」という漫画にも効果が書いてありますね)

他人に褒めてもらうことを待つなんて、それこそ他者依存!自分のことは自分でホメまくるのです。ブログ書いている、ワタシ、サイコーにイケてる!って。

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