家がスッキリ片付いていて、お金がモリモリ貯まるハッピーな人は減価償却と残存簿価を知っているリテラシーの高い人っていうリアル

2022/08/20

おススメ 家族

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こんにちは。カズパパ@下町(@GuyTangerine)です。

残存簿価ってご存知ですか?減価償却はご存知ですよね?

お家の中が片づけられない、モノがあふれている、お金がたまらない、そんな人は会計や経理の世界の残存簿価や減価償却で考えると良いんじゃないかな?!ってお話です。


まず大前提はモノを買う前や買ったら、それを資産と考えます。

モノって固定資産です。

例えば15万円のパソコンを新品で買ったら、それは15万円の価値でしょうか?

答えは分かりません(笑)

15万円以上にもなるし、15万円以下にもなる。

限定品のプレミアムなパソコンなら中古市場で17万円で売却できるかもしれませんし、フツーのパソコンなら封を開けた時点で12万円でしか売却できないかもしれません。

資産ってそういう考え方です。

ちなみに流動資産は現金や預貯金みたいなものです。あんまり資産価値は変わりません。中長期的には「相対的に」価値は上下しますが、基本的には15万円は15万円。

「相対的に」と書いたのは物価や賃金が上下すれば価値が変わるからです。


会社って貸借貸借表とか損益計算書を作る必要があるのですが、これらは資産を「金額」として、しっかりと計上する必要があります。現金や預貯金は簡単そうですよね。

金額を書けばいいのですから。

では、モノ、固定資産はどうしましょう?

資産価値が変わるので、どう書けばよいのでしょう?

買った金額?

これは法律で決まっています。そーゆーものって覚えるしかないです(笑)

とりあえず買った金額が基本になります。


で、これも、まぁそーゆーものかって感じで良いのですが、会社の1年間の利益って売上から費用を引いた額なんですが、それを1年間の総額にまとめたのが損益計算書です。これがなかなか難しくて。


パソコンが壊れて仕事にならないので新しく買いましたって時にドカンと費用が増えたら利益がドカンと減ってしまいます。

でも、事業は今まで通り順調なので利益がドカンと減った損益計算書って、どうも実態に合わないって感覚なんですよ。

この利益の少ない損益計算書で融資を断られるのは納得いかない。この利益の少ない損益計算書で株主から経営陣を変えろ!と言われても納得がいかない。

という感じで。


法律は、じゃぁその資産、それも固定資産=モノは事業に必要なものなので、数年間で均等にした費用とすれば、今年の損益計算書はそこまでドカンと利益の減った状態にならないよね。嬉しいだろ?

っていう考え方です。

これなら事業が順調なら融資もOKだし、株主もご満悦でしょう。

そうそう、固定資産=モノには固定資産税がかかるので、その税金も1度にドカンと徴収するのではなく、数年間で均等して徴収してやるよ、ありがたく思えよな!って側面もあります。


これが減価償却です。

モノの種類によって3年とか5年とか7年とか法律できまってます。

で、その期間が終わったらそのモノは価値がゼロ円になるってルールです。面白いですね、モノの資産の考え方って。税金までしっかり考慮されています。頭いいわ。


ここまではサラリーマンなら常識なのです。

でも、最後の最後に落とし穴があります。

前に買ったパソコンはWindowsのバージョンアップで買い替えだし、減価償却の期間も終わったし、やっと費用に計上しなくよくなったぜー!固定資産税も取られないぜー!って思って放置していると、税金取られます(笑)さすが歴史が長い徴税制度。

こいつはお役御免だぜ、ありがとな!って処理をしないと、永遠に資産価値として計上されます。当初の費用の数%が残り続けます。永遠に固定資産税を取られます。残存簿価って言ったりします。

お役御免だぜ!ありがとな!って処理を「除却」といいます。

「除却」をするとゼロ円となります。

固定資産税がゼロになります。


で、この「除却」という処理を生活に活かすのが今回のポイント。買ったモノは、使わなくなったりします。なので、ある程度期間が経ったら、ちゃんとそのモノをどうするのか決めていくのです。

買い替えて使わなくなったものは、捨てる or 売る or あげる。ずっと置いてあって使わないものは、捨てる or 売る or あげる。ほとんど使わないものはレンタルやサブスクに切り替えて、捨てる or 売る or あげる。

本やボールペンから、お洋服、家電や家具など、すべてにこれをやるのです。そうすれば、使うものだけがお家に残り、それ以外はお家には残りません。

お家からモノは減り、片付きます。スッキリ。必要なモノだけ残ります。


で、なぜお金が増えるのか?

単純です。中古で売るからです(笑)

必要なものだけが残り、無駄遣いしない結果、可処分所得が増えるからです。


スペースがいらなければ、なんなら家賃の低い家に引っ越せるし、家を売って売却益を得て、違う家を買うとかまで考えられます。クルマだって買い替える必要が無いかもしれません。(家もクルマも新品を買うなら資産として考えましょう。そうすれば持ち家やマイカーが割の合わない資産だって気づくはずです)

それらの結果、お金(可処分所得)は増えます。

スペースもコストも、常に最適な生活になります。


これは、人間関係や、モノではないサービスの消費、例えばサブスクにも応用可能です。定期的にバシバシとジャッジしていくのです。そうすれば、自分の人生で必要なものが最適化されます。

もちろんジャッジする過程でのコスト(粗大ごみ費用とか 笑)は特別損失という形でマイナスの計上となります。でも、それは一過性です。正当な理由もあります。なので、モノも人間関係もサービスも、「除却」する過程での費用は特別損失としてのダメージは必要なものです。

ダラダラとモノを持ってたり置いてたり、人間関係を続けていたり、サービスを使っていたりするより、特別損失という一過性の痛みを受容して切り捨てるのは大切です。


なにせ、大半の人は、時間も収入も限られているものですから。お金を払ってでも時間や収入(可処分所得)を増やしたいですもんね?!


もちろん、無駄や余白みたいなものが人生を豊かにすることは多々あります。ただ、今の大半のモノやサービスは大量生産大量消費が前提ですから、良い意味での無駄や余白には、なりえないんじゃないかなぁとも思います。


とりあえず、2022年の9月には3連休が2回あります。自分のまわりのモノ&者を「除却」する処理をしてみてはいかがでしょうか。

家は片付き広くなり、お金が増える土台が作れるってものです。

では、また。

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